これからの世界の変化に対応せよ!
どうもどうもこんにちは。
今日の本は
『世界2.0 メタバースの歩き方と創り方』
佐藤航陽 著
です!
どんな本か?
ビッグデータ解析やオンライン決済をする会社の社長である著者が、メタバースとは何か、どう生活に影響があるのか、どう世界が変わっていくのかについて書いた本です。
これからインターネットの進化が進んでいくと、メタバースを使った世界が当たり前になり、私たちの生活に大きく関わってくるかもしれません。
いずれ来るその時のために、メタバースについて知っておくのにおすすめな本となっています!
どんな人におすすめか?
本書は
1.メタバースとは何かを知りたい人 2.メタバースがどう世界を変えるのかを知りたい人 3.世界をつくるとはどういうことかを知りたい人 |
におすすめです。
1.メタバースとは何かを知りたい人
メタバースという言葉をよく耳にする機会が増えてきました。
その中で、
「メタバースって結局なんなの?」
という疑問を持つ人もいるでしょう。
その疑問に対して本書にはわかりやすい答えが書かれています。
メタバースとは、インターネット上の3次元の仮想空間のこと。
メタバースは、インターネット上の仮想空間なので何でもつくることができ、現実と同じような街並みを作ってその中で生活したり、ファンタジー世界を作ってその中を探検するようなことができるのです。
このまま技術が進化すれば、メタバースの中に自分の意識が入り込み、まるで映画やゲームの世界の中にいるように感じられる可能性もあります。
また、メタバース上でたくさんの人が集まって、みんなで遊んだりしゃべったりして過ごすこともあるでしょう。
まさに映画『マトリックス』や『竜とそばかすの姫』のような世界になりそうですね。
もしかしたら、現実世界よりも居心地がよくて、もうメタバースの世界から帰ってこない人も出てくるかもしれません。
そんな可能性を持つメタバースが、今世界で注目されています。
テレビでメタバースという言葉を聞く機会も多くなり、書店では関連本の数がどんどん増えてきました。
経済の世界でも変化が起きています。
GAFAのひとつのフェイスブックは、社名をMETA(メタ)と変更し、兆円単位の予算を投入すると発表しているほどです。
METAに続けと言わんばかりに、あらゆる企業がメタバース関連の事業を展開していくことになるでしょう。
そうなれば、メタバースは総計何十兆円にもなる市場へと成長していく流れになります。
メタバース関連の商品やサービスもどんどん世に出てきて、私たちの身近なものになり、生活のあり方を変えていくことになります。
これまで仮想通貨やブロックチェーン、AIなどが出てくるたびに、世界中で新しい市場を作り出してきました。
次に来るのはメタバースで、もしかしたらこれまで以上に大きな変化を世界にもたらすのかもしれません。
2.メタバースがどう世界を変えるのかを知りたい人
そんなメタバースですが、今までとなにが変わるのかと言いますと、
インターネットの3次元化
だと本書には書いてあります。
現在、私たちが見ているホームページやブログは、多くは2次元世界で描かれています。
壁に文字や画像、動画などが貼り付けられているような、ひとつの面で構成された画面になっているのです。
YouTubeやTwitterも2次元で構成されています。
そんなインターネットを、3次元化するということはどういうことなのか、その例が本書にはあげられています。
それがVRゴーグル。
VRとはバーチャルリアリティーのことで、仮想空間という意味です。
頭に装着したVRゴーグルを通して、3DCGで作られた世界の中を見ることができます。
それは現実世界と同じように、目を向けた方向の風景を見まわすことができるのです。
それだけでなく、3DCGの世界の中で現在あるホームページを閲覧するなど、3次元と2次元を行ったり来たりできる自由度も持っています。
ただインターネットを視聴するだけではなく、体験することができるのが、インターネットの3次元化なのです。
では、メタバースによってどんないいことがあるのか。
本書にあげられている例をひとつ紹介します。
エンターテイメントの分野であげている例が、
バーチャルディズニーランドです。
この先技術が発展していけば、現実よりも美しい風景や色あいを描けるようになるかもしれません。
「夢の国」であるディズニーランドが、現実よりも美しくメタバースで描かれていたら、さらに人々にとって夢の中にいるような感覚になるでしょう。
また、仮想空間上なら無限に土地を広げることができるので、現実では誰も体験したことがないほどの広さとアトラクションを持たせることもできるのです。
インターネットなら、炎天下の中で行列に並ぶこともないですし、まさに「夢の国」と言えるのではないでしょうか。
本書ではさらにメタバースが私たちにもたらす可能性について紹介してあります。
3.世界をつくるとはどういうことなのか知りたい人
本書では、メタバースのことを、誰もが世界を作れる神になれるものだと書いてあり、
それを神の民主化
と呼んでいます。
神の民主化により、「世界をつくること」がどういうことなのかを理解していることが重要になっているのです。
本書の後半では「世界の創り方」と題して説明されています。
とても深い話なので、ここではほんの骨組みだけを書いていきます。
メタバースの世界とは、大きく2つの要素にわけられます。
それが「視空間」と「生態系」です。
視空間とは、目に見えるもののことで、観光地や自然風景などのことです。
生態系とは、社会的な機能や役割のことで、国家や共同体などを指しています。
視空間は目に見えるビジュアル面のことなので、比較的にわかりやすく、このまま技術が進んでいけば、いくらでも進化していくことができます。
AIに学習させれば、日本の街を自動的に描かせることもでき、人間の作業を減らすこともできます。
逆に生態系について理解するには、現実世界の目に見えない部分についても考える必要があるのです。
生態系は、人々の動きや関係性によって変化するものなので、完全にコントロールすることができません。
メタバースは、つくった世界に人を呼び込むことを前提にしていることが多いと思うので、この生態系を理解することが重要になってきます。
生態系をより詳しく知りたい人は是非、本書を読んでみてはいかがでしょう?
閃きを得る
いい本でした。
メタバースについて知ることができたし、これからどうなるんだろうとワクワクします。
本当に居心地のいい世界がメタバースにできたら、ずっとそこに入り浸って、現実にもどれなくなるかもしれません。
でも、現実にもどらなかったらお腹がすいてしまいます。
そこで考えが浮かんできます。
もしかしてもっと技術が進んだら、メタバースの中で物を食べた時、現実の体にも栄養が補給されるようになるんじゃないか?
たまに「情報を食べている生きている」って言う人もいるし、これが実現したら面白い!
こんな考えをもとに描いてみました。
デジタルなスープを飲んで栄養になったらいいな。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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